今日29日、大切な人が手術をします。

 ヨシノ支援が立ち上がった、最も初期の頃から、ご家族でご賛同・ご支援を頂いている中の、おひとりです。
 裁判のもっと前、私がGSPという団体で学園祭パレードをやり始めたときから、活動に興味を持ち、参加してくださっているご家族なのです。
 いつお目にかかっても、静謐で、優しい佇まいの、小柄な方です。
 とても華奢な方ですので、全身麻酔が心配です。 
 心の底から、深く、何事もなくご快復されるように祈っています。

 

 10代の頃は「オトナ」が嫌いでした。今でも、全部が「オトナ」の人は嫌いです。
 ゾウを飲んだウワバミが、帽子にしか見えない人は嫌いです。
 「屋根が白くて、窓辺にゼラニウムがうわっている素敵な家を見たよ」という情報より、「5000万円の家を見たよ」という情報に興味を示す人は嫌いです。
 
 私は概ね、年長者に嫌われるようなことをしてきましたし、年長者には嫌われるタイプだと思っていました。
 しかし裁判をはじめて、人と出会ううちに、尊敬できる歳上の知己が増え、長く丁寧に関係を続けていきたいと思う相手が多くなりました。長い戦いの道を歩んできた先達に触れ、その激励を受け、本当の意味で「歳を重ねる」ことの善さを、思うようになりました。
 幸せなことです。

 私の手術日のことを思い出すと(思い出さない方がよいのですが)ひとつひとつが鮮明で、かつ断片でもあり、少し遠ざかって見やると、まるでステンドグラスのような記憶ができあがっているのだと感じます。
 光も少しは透けるでしょうか。
 僅かに荘厳ですらあります。
 立ち尽くして見上げると、そこに描かれている姿は、きっと私の中の「神」なのでしょう。
 跪いて、ただ祈ります。
 手術が成功しますように。
 成功しますように。
ヨシノ ユギ

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追記:無事手術も終わり、お見舞いに行ってきました。
   骨の手術だったためしばらく痛みはあったようですが、
   全身麻酔の後遺症も少なく、これからはリハビリをされるそうです。
   やれやれ良かった。