今年も残すところあと10日となりました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?お久しぶりのまりです。
今日は、現役薬剤師から聞いた「薬」についてのお話をさせていただきます。
みなさんが病院や開業医で診察を受けお薬をもらう時、その場でもらえる時と、院外処方箋という紙をもらって薬局に買いに行く時とあると思います。後者の場合、病気でつらいのに病院で待たされ病状を説明して診断してもらい、なんとか薬局までたどりついたら、また問診表を書かされ、病状を聞かれ、いやな思いをした、という方いらっしゃると思います。ですが、この工程はあなたの命を守るために必要なのです。
薬には副作用や飲み合わせ(一緒に飲むと重篤な副作用が出る)があります。しかし残念ながら医師の中にはそれをあまり知らない人たちがいるのです。初めて行った病院や薬局で書かされる問診表には必ず「お薬を飲んで気分が悪くなったことがありますか?」という質問が書かれていると思います。あれは薬剤に対するアレルギー体質がないかを問うています。もし、その薬剤が体内に入ればアレルギー反応が起き、ひどければアナフィラキシーショックに陥ることもあります。実際、私たちの仲間がピリン系薬剤に対するアレルギーがあることを医師に告げていたにも拘らずピリン系の薬を出され、そのせいで生死の境を彷徨うほどの危険な状態に陥りました。今も後遺症に苦しんでいます。そんな事態にならないように、医師の書いた処方箋を薬の専門家である薬剤師がチェックする必要があるのです。そのために問診表や病状の聞き取りを行っています。どうか自分自身のためだと思って協力してあげてください。
もうひとつ、調剤薬局に行くと「お薬手帳」なるものを渡されます。これは複数の病院(医院)にかかっていていろいろな薬を常時飲んでいる人が飲み合わせによる副作用を防ぐためにはかかせないアイテムです。現在飲んでいる薬の名前と病名や何のために飲んでいるか(例えばコレステロールを下げるため)を書いておいて新しい薬を出された時に薬剤師に見てもらえば一緒に飲んでも大丈夫かどうか判断してもらえます。だめな時は医師に連絡して薬を換えるなどもしてくれます。処方箋と一緒に手帳を出せば薬の情報を書いた紙を貼り付けてくれることもあります。私は自分が飲んでいる薬の名前を覚えられないので(カタカナで何種類もあるから)新しい病院に行って問診表に記入する時にそれを見ながら書いています。面倒ですが忘れずに持っていくようにしましょう。
今年はインフルエンザの流行が早く始まったようです。年末年始は忙しく疲れも溜まりやすいですし、本格的な冬もやってきそうです。少し早いですが、お元気で新しい年をお迎えください。
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みなさんが病院や開業医で診察を受けお薬をもらう時、その場でもらえる時と、院外処方箋という紙をもらって薬局に買いに行く時とあると思います。後者の場合、病気でつらいのに病院で待たされ病状を説明して診断してもらい、なんとか薬局までたどりついたら、また問診表を書かされ、病状を聞かれ、いやな思いをした、という方いらっしゃると思います。ですが、この工程はあなたの命を守るために必要なのです。
薬には副作用や飲み合わせ(一緒に飲むと重篤な副作用が出る)があります。しかし残念ながら医師の中にはそれをあまり知らない人たちがいるのです。初めて行った病院や薬局で書かされる問診表には必ず「お薬を飲んで気分が悪くなったことがありますか?」という質問が書かれていると思います。あれは薬剤に対するアレルギー体質がないかを問うています。もし、その薬剤が体内に入ればアレルギー反応が起き、ひどければアナフィラキシーショックに陥ることもあります。実際、私たちの仲間がピリン系薬剤に対するアレルギーがあることを医師に告げていたにも拘らずピリン系の薬を出され、そのせいで生死の境を彷徨うほどの危険な状態に陥りました。今も後遺症に苦しんでいます。そんな事態にならないように、医師の書いた処方箋を薬の専門家である薬剤師がチェックする必要があるのです。そのために問診表や病状の聞き取りを行っています。どうか自分自身のためだと思って協力してあげてください。
もうひとつ、調剤薬局に行くと「お薬手帳」なるものを渡されます。これは複数の病院(医院)にかかっていていろいろな薬を常時飲んでいる人が飲み合わせによる副作用を防ぐためにはかかせないアイテムです。現在飲んでいる薬の名前と病名や何のために飲んでいるか(例えばコレステロールを下げるため)を書いておいて新しい薬を出された時に薬剤師に見てもらえば一緒に飲んでも大丈夫かどうか判断してもらえます。だめな時は医師に連絡して薬を換えるなどもしてくれます。処方箋と一緒に手帳を出せば薬の情報を書いた紙を貼り付けてくれることもあります。私は自分が飲んでいる薬の名前を覚えられないので(カタカナで何種類もあるから)新しい病院に行って問診表に記入する時にそれを見ながら書いています。面倒ですが忘れずに持っていくようにしましょう。
今年はインフルエンザの流行が早く始まったようです。年末年始は忙しく疲れも溜まりやすいですし、本格的な冬もやってきそうです。少し早いですが、お元気で新しい年をお迎えください。
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