みなさん、こんにちは。原告のヨシノです。
 ここ一週間は天気も下り坂で、もやもやとした気分が続いていましたが皆さんのお住まいではいかがでしたか。

 さて、裁判では、膨大な証拠類を出します。
 「訴状」は、ほんの序章に過ぎないのです。例えば医療裁判なら、原告側の記録(私のように書き留めていれば)や、似たような症例についての本や論文、また裁判官に「ここが判らない」と言われれば、それについての資料も提出します。
 おそらくこの裁判でも、積み上げれば1mを優に超える資料を出してきました。
 
 ご存知の方も多いと思いますが、「性同一性障害」に関する術式や治療については、諸外国の方が進んでおり、結構な確率で英語論文にあたらなければならないことがあります。しかしそれをそのまま裁判官に出しても、読んでもらえません。どうするか。こちらで何とか訳すしかないのです。
 しかしご想像通り、医療用語満載の英語論文を訳すのには、どうしても専門知識が必要となってきます。翻訳会社に頼んでいては、とてもではないがお金が足りません。
 そこで今回、駄目もとでヨシノの10年来の親友で研修医に頼んでみたところ、快諾。しかも、謝礼も固辞するのです。
 「カンパの代わりだと思ってタダでやらせてくれ。気にするなよ」
 との言葉に、思わず胸がつまりました。

 
 思えば高校時代、彼は最高の相棒でした。毎日毎日、課外活動の中で、どれだけの時間を一緒に過ごしたでしょう。
 当時の仲間たちとは今も繋がっていますが、そろそろ結婚をする人も現われたり、大変な仕事に就いている人もたくさんいます。
 昔を懐かしく思い出し、彼の変わらぬ友情に胸を熱くしたのでした。

 英語論文の翻訳はたった2日で、マーベラス、ファンタスティック、ファビュラス、非常好な状態で届けられました。
 思えば、「医者なんて皆だめだ」などの考えに陥らずに済んだのは、医師になるための学業に真摯に取り組んでいる彼がいたからでした。
 友よ、誇らしき友よ。
 君に心からの感謝と敬意を表する。
 この論文が裁判の役に立つことを、本当に願っています。 

(原告)









ブログランク:アクセス向上にご協力を 猫
多くの方に読んでもらえるよう、クリックしてアクセス向上にご協力下さい。走る